偽りの平和に気づいて欲しい。
この時期になると戦争の話がテレビで流れるようになる。
「平和を守れ」
いや、平和なんてない。
日本が平和だというのは、日本を全く見ていない人間の言葉だ。
戦争をしていなくとも、年間でかなりの数の自殺者が出ている。
それで、平和と言えるのか。
死に方が変わっただけで、苦しんで死んでいることに変わりはない。
相手が明確がどうかの違いだけだろう。
じゃあ何がそれを作り出しているのか?
何が自殺に追い込んでいるのか?
"社会"だよ。
今の日本社会そのものだ。
一つの要因でどうこうって話ではない。
全部が繋がって、負の連鎖を起こし続けている。
一度その循環に入ったが最後、抜け出すにはとてつもない労力と時間と運を要する。
例として教育の面から見ていこう。
如何にしてふるいにかけられるのかを。
尖った才能を持つ子は、平均的な能力を持つ子に勝てない。切り捨てられて落ちこぼれの烙印を押される。
5教科というとても狭い物差しで図られて、型にはまらない子はそこでお終い。
これは、製品を均一にそろえる理想的な軍隊教育。
洗脳と言ってもいい。
そんな教育で残ったものだけが進学し、人生の選択肢に特権を持つ。
そして、本来5教科なんてものでは全く測れない能力を求められて社会に出ていく。
だが、そこで能力がなくても、「大学を卒業している」と言うだけで出世コースに行く人間もいるわけだ。
無能でも運良く出世する人間と、有能なのにそれを理解する能力を持たない人間に囲まれたせいで落ちぶれてしまう人間。
などなど他にもあるが、真っ当に評価されている人間があまりに少ない。
そんな人間が、司令塔となることで組織の劣化を加速させ、社会全体に広がっている。彼等は経験上、自分達の能力が当たり前でそれ以下の人間は使えないと判断する。
そういう経験しかしてきていないために、適材適所という意味を全く理解していない。
最近よく"ブラック"という言葉を目にするが、そんな自称エリートの人間たちの傲慢さが、ブラックなんてものを生み出している。
もちろん、単純に無知無能なやつがたまたま経営者になってブラックになっている場合もある。
人の権利を踏みにじり、平気で違法行為を行っている時点で、彼等に人の上に立つ才能はないだろう。だから、社員に裏切られたりするわけだ。
教育の面から見ても、ほかの面から見ても、
行き着く先は皆社会に通じていて、全ての要因がそこに収束する。
それに気が付かせるために、社会に出る前の段階でメスを入れなくちゃいけない。
変えられるチャンスはここにある。
悪い会社を見抜くための知識を教えれば、そこにまともな人材が行くことがなくなり、自然に潰すことが出来る。そして、若い人材を守ることにも繋がる。
さらに、間違ったことに対して戦うすべを教えれば、彼等で力を合わせることも出来るだろう。
全ては"知らない"ということからなる情報不足が、相手にいいように使われてしまう原因だ。
なら僕は、それを伝えたいと思う。
就活という人生の分岐点で、できるだけの真実を教えてあげたいと思う。
だから、就活コンサルタントをやろうと思ったわけで。
それが種となり、いつか芽吹けば
きっと社会はブラックやホワイトなどという言葉が無くなり、"当たり前"に人が尊重されるものになると信じてる。
僕自身が辛い思いをして気が付いたことだから、それを伝えるのが使命だとも思う。
協力して欲しい。
誰もが生きやすく、多様性が受け入れられる社会を目指して。