変わった僕の、変なブログ。

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顔面シュークリームから見る日本教育の在り方。〜日本の食育は一番大事なことを教えてない。〜

 

顔面シュークリーム。

サプライズとして中高生のあいだで流行っているらしい。

 

僕が大学時代には、豆腐で似たようなことをしていた連中を知っている。

 

食べ物の種類は違えどやっているのは、

共通して食べ物を粗末にしているということ。

 

そのことが何より嫌いで、それについてなんとも思わないようにした教育にも憤りを感じる。

 

 

「もったいない」を知らない人達

 

「もったいない」という言葉は、直訳することが出来ないらしい。

これは日本特有の、物を大切にする文化から生まれた言葉だ。

だけどどうだろうか。

今の日本人にどれだけそれを意識している人がいるのだろうか。

 

僕は飲食店のバイトを何回かしたことがあるけど、どこでも残飯の量が尋常ではない。

あと1口だけなのに残していたり、まだ食べられるのに捨てられていたり、ほとんど食べていなかったり。

 

そうやって捨てられていく食べ物を見る度に、とても嫌な気持ちになる。

まるで汚い人間の残骸を表しているようで。

 

感謝の心も忘れ、命へのありがたみも知らず、粗末にし捨てていく。

 

そんな人を僕は決して、

立派な人間などとは言いたくない。

ついでに言うと大嫌いだ。

 

嫌悪するし、生理的に受け付けない。

 

それだけ物を大切にするという事は、

人を表す指標になると思っている。

 

こんなことを言うと、

「好き嫌いはないのか!」

「食べられるかどうかわからない時だってある!」と言う人がいる。

 

なにも、「食べ物を一切残すな」という話をしている訳ではなく、

「残さないように努力することは出来るはずだ」という話をしている訳で。

 

初めから嫌いなものは抜いてもらったり、買わないようにしたり、食べられるかわからなければ量を減らしてもらえばいい。

そんな工夫さえ面倒臭いと思うことも、食べ物を粗末にする人間への嫌悪感に繋がっている。

 

食に関する教育は、人の道徳心を育てる上でも必要不可欠だと思えてならない。

食は命に直結している。

もちろん食べなければ死んでしまう。

だからこそ、その大切さを今一度皆が学ぶべきだ。

1週間とかの短いスパンの断食を教育に取り入れてもいいとさえ思う。

 

大人子供関係なく、

食育について考えて貰いたい。

 

いただきますの意味

 

少し前に"「いただきます」を言っている人は立派な人だ"

みたいな事が書いてある記事を読んだ。

 

僕はこれを全否定する。

「いただきます」「ごちそうさま」

と言うのは確かに感謝を表していると思う。

 

でも、ただ言ってるだけの言葉にどれだけ価値があるのか?

そんな言葉を言わずとも、見ればわかることなのだら。

 

皿の上を。

 

皿を見ればいい。無言であっても、欠片1つなく、綺麗に食べられた皿を。

綺麗に食べることは面倒臭い。

だからこそ、それだけでその人間が食に対してどれだけ誠意を持っているかがわかる。

 

逆に挨拶だけきっちりしていて、食べ終わった皿の上が汚い人間がいる。

まさしく口だけの人間だ。

上っ面の言葉だけで、そこに込められた意味も想いもない。

ただの口だけ。

誰にでも「愛してる。」と言うクズ男と同じようなものだ。

 

だから僕は嫌悪感を覚えてならない。

上っ面だけの人間なんて見ていたくないし、出来れば関わりたくない人種だからだ。

 

「いただきます」「ごちそうさま」

の意味を知って、食事を頂いているのであれば、自ずと綺麗に食べるだろう。

 

たとえ口には出さずとも、無駄なくだべてあげる事が、何よりも命への感謝の表し方だと思う。

 

自分の血肉になってくれる他の命に対して、

それを一生懸命作ってくださった方々に対して、

「いただきます」「ごちそうさま」

と言えるのがあるべき姿なんだ。

 

意味を知らずに、ただ言えばいいというものじゃない。

 

命を頂いているんだから、残さず食べよう。

責任をもって綺麗に食べよう。

 

そんな、敬う心が大切なんだ。

 

今こそ子供達に"本当の食育"をするべきだ

 

日本人の残飯問題は深刻だ。

これだけ食に寛容で、様々な食文化を取り入れてる国はない。

そんな食の先進国において、国民一人あたりの残飯の量はとんでもなく多い。

 

つまり、それだけ食べ物を粗末にしているということだ。

 

大人がそんなもんだから、子供も何も思わずに食べ物を粗末にするようになる。

大人は頭も固いし、こんな風にいくら説明しても結局変わらない人間は多い。

 

だから、まずは子供達にちゃんとした食育をするべきだ。

 

随分前に"いのちの食べかた"という本が話題になったし、

学校で鶏を飼って、大きくなったら殺して食べるという教育もテレビでやっていた。

 

これについて、

「トラウマになったらどうする!」

「子供には刺激が強過ぎる!」

なんて馬鹿なことを言ってる親がいたけど、

本来ならそうやって命を頂くから、命に対しての感謝や敬いの念が生まれるんだよ。

 

それをちゃんと教えないから、平気で食べ物を粗末にする人間になるし、

命を粗末にする人間になるんだ。

 

食を通して学んでいるのは、

食だけの事じゃなくて、命に対する道徳心を学んでいるんだ。

 

全部意味がある。

ちゃんと意味がある。

 

もし、これを読んでいるあなたが、

少しでも食に対して考えてくれれば、

 

少しづつでも、立派な大人が増えていくと思います。

どうか、敬い敬われる人間であってください。

 

ではまた。