住宅の展示場は楽しい。
住宅の展示場は、周りにライバル会社が並ぶという特殊な環境。
お互いがお互いを意識しあっている。
そんな中で話を聞いていると、「向こうではこういってたけどほんとかな?」と思うようなことがある。
気になったら直ぐ話に出ていた会社に行って直接話を聞いてみる。
そうやって情報収集していると、家について重視すべきポイントや、ライバル店舗の弱点など、家選びの様々基準を知ることが出来る。
例えまだ家を買う予定がなくても、展示場で夢を膨らませたり、景品狙いでアンケートに答えても楽しめる。
僕にとっては遊園地みたいな場所だ。
ということで、僕が体験して考えた展示場で見るべきポイントをちょっと紹介!
他社に負けている部分をわざと話題に出してみる
例えば防音性などにあまりこだわりがない会社に、「防音性は○○社さんの方がいいですよね?」とか、「○○社さんと比べてどれくらいの違いがありますか?」などと話を聞いてみると、違いの差がわかるので家選びの時にどれだけ重視するのかの基準が出来る。
そして、大抵の場合自分達に有利な情報しか言わないのが、営業というもの。
就活の面接などでもよく「悪い部分をわざわざ言うな」と言われるけど、むしろそこをちゃんと説明してくれる人の方が信用出来る。
その中で更に他社の悪い部分を言って比較している場合は、話に出てきた会社の展示場に直接行って、話に出ていた悪い部分をもう一度聞いてみる。
そうやって展示場を回っていると、多角的な情報から、何を売りにしている家なのか?コスパ的にどうなのか?など、自分が知りたい情報を集められる。
何を妥協すべきで、何を拘るべきなのかというような、自分の理想が分かれば後々家を建てたくなった時に役に立つ。
家は資産という考えを持つ
家は資産。資産ではあるけど、基本的に建ててからどんどんその価値は下がっていく。
でも、税金は払わなければいけないし、壁や屋根の補修、家具や家電の買い替え、壊れたところのリフォームとどんどんお金がかかってくる。
建てる時に安い家を選びがちだが、見えないところの内装(断熱材などの材料)の手抜きや、人件費の削減でコストカットしている場合が多い。そうすると、買った時は安くても後々にお金がかかってくるものが増える。
例えば、断熱材をケチると外気の温度が家の中に伝わりやすくなり、夏なら冷房費、冬なら暖房費がかさむ。
それを何十年単位で計算していくと、かなりの損失になる。しかも断熱材自体の耐久年数も15年程と短い。
ただ、あるメーカーが使っている断熱材にはほぼ劣化しないというものもあり、それであれば初めは高くても、断熱材を取り替えるコストを考えれば安く済むのかもしれない。
この他にも、壁の塗装だったりと必ず何十年か後に必要になる経費がある。
そのことを頭において置けば、忘れた頃にやってくる外壁補修で「塗装しないといけないの!?」と急な出費に頭を抱えなくて済む。うちの親のことだけど(^_^;)
そして、資産として家を見る時はもう1つポイントがある。
それなりのメーカー住宅であれば、メーカー以外の住宅に比べて資産価値が落ちずらい。
家と土地を売って住み替えるとなった時に、メーカー住宅の方がブランドがある分需要が高いからだ。
細かいことを言えば、見るべき所は他にもまだまだある。ただ、少なくとも上に書いたことは最低限知っておいて損はない。
家に夢を見る
現実的な事ばかり書いてみたけど、モデルハウスを見ると夢が広がる。
こんな家に住んでみたい。
こんな家を建ててみたい。
そんなことを思いながら、生活を妄想してみたりするのも楽しい。
中々高くて手が出せないかもしれないけど、
将来こんな家に住みたいなぁと夢を思い描きながら、日々のモチベーションにしてみたり。
未来への活力を思い出させてくれる場所なのだ。