井の中の蛙大海を知らず。されど空の深さを知る。
井の中の蛙大海を知らず。
この言葉って、
「視野が狭い」みたいな意味で使われることが多い。
ただ、この言葉には続きがあって、
「されど空の深さ(青さ)を知る。」
とつづく。
皮肉にもこの言葉は、
様々な価値観の肯定をしている。
「井の中の蛙大海を知らず。」を
「お前は視野が狭いな」
と安易に使った人間に、
「されど空の深さを知る。」を
「だけど一つのことに対して誰よりも深く知識を得た。」
と返せる。
そうすると、ただ"広い視野"を語る人間の方が、よっぽど"狭い視野"だと知らしめることになる。
だから僕は、これを
多様な価値観の肯定だと、
勝手に受け取ったのだ。
そんな風に言葉について考えるのも、
時には楽しかったりする。