デザインは世界を変える。〜絵の上手い下手は関係ない〜
僕はとても絵が下手くそで、
動物を描こうものなら、この世のものとは思えない物体になってしまう。
デザインは、そんな僕にとっては縁遠く、関わるものでは無いなと思っていた。
でもある日、テレビで見た佐藤オオキさんのデザインは、そんな僕の常識を打ち砕いた。
デザインの可能性何も、絵の上手い下手だけではなかったのだ。
デザインの概念
デザインとは何か?
と聞かれても正直分からない。
配置、設計、色彩、構想、機能など
あまりにも幅が広く、複合して意味合いを含む。
デザインにはそれだけ多くの側面があり、固定された意味は存在しない。
誰かがデザインと言えばデザインなのだ。
それで大概のものに使えてしまう。
その理論から行くと、デザイナーは名乗った瞬間からデザイナー。
上手い下手に関係なく、実績があろうがなかろうが、名乗ることは自由で、作ることも自由。
全ての人間がライフ(人生)をデザインしていると言い換えることも出来る。
つまり、デザインとは人が生きる上で必ず関わっていくものであり、生活を豊かにするための大事な要素なんだ。
デザイン=豊かさの創造
だと僕は思った。
デザインとアイデア
デザインとアイデアもイコールで結ばれている。
デザインはアイデアであり、
アイデアはデザインだ。
(そのまんま。)
だから、アイデアがあればデザインは作れる。
中学生の時の美術の授業で、僕は絵が下手なのを理解していた。そこでなるべく描かない方法を考えて、厚紙に少し絵の具を塗った。
そして、ほぼ白い部分だけの厚紙に「風」と題名をつけて提出したんだけど怒られた。
授業の意図としては間違っていたのかもしれないが、決してアイデアとデザインと言う観点から見れば、間違っていたとは言えないだろう。
絵が下手なら、見せ方をデザインすればいい。
そんなアイデアをデザインすればいい。
デザインとアイデアは、
固定概念を壊して、
まだ見ぬ価値を生み出せるものなんだ。
デザインは世界を変える
デザインは日常に溶け込み、
どんどん便利にしていってくれる。
グローバルデザインと言われているマークも、言語が違う人間にわかるように出来ていたりする。
家電製品だと、掃除機のダイソンなんかは、初期の動かしにくい形から、球体がたの車輪にすることで小回りができるようになった。
佐藤オオキさんのが手がけているのが、この手のデザイン。
今あるもの変化させて価値を与えたり、
日常にあるイスやコップに驚きを加えたり。
何も評価されるのは綺麗な絵ばかりじゃない。
そういうデザインだって、世界を変えられる。
周りの価値観や固定概念に狭められてしまっているだけで、なんでもないことがとても大きな価値を持っていたり。
そういう何気ない、小さな発見をどれだけ見つけられるか。大切にできるか。
その一つ一つが世界を変える可能性を持っているだよ!
デザインは世界を変える。
そのデザインを考えるのは人だ。
人が世界を変えるんだ。
少しだけそのことを意識して、
日常に戻ってみてほしい。
きっと新しい発見を見つけられるから。
おわり。