人に話を聞いてもらいたければ、振り子の原理を学んだ方がいい。
無料で学べるのでお得感しかない。
最近、僕が比較的よく見ている鴨頭さんの動画で「振り子の原理」というものが紹介されていた。
振り子の原理とは何なのかと言うと、簡潔に説明すれば、振り子の振り幅と同じように、相手の言葉に耳を傾けた分だけしか、相手も自分の言葉を受け入れてくれない。というもの。
工場長の例が出ていたので書いておこう。
・振り幅が小さい場合
工場長「おーい!頑張ってるかぁー!」
社員「あ!工場長!聞いて欲しいことがありまして…実は、何とか生産を続くけているものの、機械が壊れていてこのままだとまともに数を作れません…」
工場長「は?そんなの現場の問題だろ!自分達でなんとかしろ!それよりな、これからこの会社は世界に進出して…」
となってるような場合は、社員は「は?こいつ何言ってんだ?」ってなってしまう。
つまり、そのあとどれだけ素晴らしいことを言おうとも耳にも心にも全く届かない。
・振り幅が大きい場合
工場長「みんなお疲れ様ー!」
社員「あ!工場長!聞いて欲しいことがありまして…実は、何とか生産を続くけているものの、機械が壊れていてこのままだとまともに数を作れません…」
工場長「そうだったのか…そんな状態の中で頑張ってくれてたのか。教えてくれてありがとう!何とかこっちでも対処してみるよ!すまないがもう少しの間だけ頑張ってくれ!」
となった場合、「社員もちゃんと自分を見ていてくれている。」と意識するため、そのあとの言葉も届くようになる。
この違いが振り子の原理らしい。
振り子の原理という言葉でなくても、作用反作用とか、ギブアンドテイクみたいに、言葉は違えど根幹にあるものは同じなんだと思う。
何かをしてもらいたければ、まずはそれを先にすること。
例えそれが無駄になるとしても、見返りを求めず与え続ける(もしくは信じ続ける)ことでしか、信頼を得ることは出来ない。
これは、そもそも何事においても言えることだなぁと。
与え続けても返ってるくかどうかも分からないのに、与えもしないならそりゃ何も戻らないよって話だよね。
ここら辺をちゃんと分かってないと、人を導く立場にいてもなんの意味もない。
むしろマイナスを産む。
指導の基礎としてしっかりと理解しておく必要がある知識。
なので、上に立つ人達はちゃんと学んでおいてください。
おわり。