費用対効果は、何もお金の話だけじゃない。
費用対効果って、ビジネス用語でありますよね。
この言葉自体は、読んで字のごとく
「どれだけの費用で、どれだけの成果を出せるか」
なんですけど、
"お金"となれば理解している方は多いのに、
何故かこれが"人"になった途端に全く理解出来てない方が多い。
近年問題になっている働き手の不足は、つまりここから来ていると言っても過言じゃないと思う。
ほら、周りにいるでしょ
「あの新人はやる気がない」
「ゆとり世代だから」
「すぐ辞める。根性がない。」
こんな感じのことを言ってる人。
これ、全部、費用対効果を理解してないが故の事だと僕は思うんですよ。
何故、会社やバイトをすぐやめると思います?
それは、割に合わないからですよね?
嫌な人間関係
嫌なルール
嫌な環境
それを通して、"割に合わない"と思うかです。
そういう不満を解決せずに、新しい人を雇っても結局同じことの繰り返し。
辞めていった方が悪いんじゃなくて、失敗してるのに、それを人のせいにしている会社側が悪い事を理解してない。
同じ給料で
楽だったり
楽しかったり
やりがいがあったり
特典があったり
そういう所に人が流れるのは当たり前。
そんなことも分からないで、経営しようなんて潰れること前提。
泥船に乗っている様なもの。
少なくともコミュにーションは必須。
もちろん"聞く方のコミュニケーション"
だからね。
それプラスで、さらに従業員や社員がどうしたら楽出来るか。
どうしたら楽しく出来るか。
そういう所をちゃんと考えていかないといけない。
例えば0.1お客さんの満足度をあげるために、100の労力が必要だとしたら、これは負担を従業員や社員に押し付けてることになる。
逆に0.1お客さんが負担することで、従業員や社員が100楽になるのなら、そこから生まれる余裕で違うサービスもできる。
何回も書いてるけど、客を大事にするってのは、従業員や社員を大事にすることと同義だから。
従業員や社員からすれば
貰うお金(成果)と、労力(費用)が全くイコールになってない。
もしくは、成果がそれ以上にならなきゃ、誰だってそこにいる価値がないと思う。
ただそれだけの事なのに、
全く自分を省みないで、人のせいばかりにしているから苦しくなる。
自分の首も相手の首も締めるドM&サディストは要らないんですよね。
自分ができないならさっさとそれを自覚して、できる人に依頼すればいい。
それが出来ないなら、人に迷惑かける前に潰れてた方が世のためだよ。
いつの時代だろうと、毎度毎度最近の若者はって言ってるんだから、いい加減気付こうね。
人の上に立ってるとか思い上がる前に、
人には自分より劣る点も優れた点もあることを理解して、
"共に歩く"という意識を全ての経営者や上司が持つべきだよね。
それが出来ないから、
みんな辞めていくんですよ。
人のせいにばかりしてないで、
失敗から学びましょう。
早く成長しましょうね。