行動経済学と経済学。未来世紀ジパングを見て行動経済学の面白さに惹きつけられた。
大学生の頃、経済学の授業を受けてとてもガッカリしたのを覚えている。
経済の動きがあーだこーだとグラフを見せられて急に言われても、「へぇー。で、それがどう関係してるの?」って部分が分からない。
親近感が全くない、実感もない。
そんな遠い世界の話をされているようで全く面白くなかった。
子供の頃、社会の授業がとてつもなくつまらなかったのと似ている。
全く接点のないところから話をされるというのは、とても苦痛でつまらない事だ。
だけど、行動経済学と言うのはまるで違っていた。
行動経済学への興味
行動経済学は、経済学に完璧ではない人の要素を含む経済学だ。
これまでの経済学は、実際の生活に適応していないんです。
全ての人が自分をコントロールできて、
賢い人間であることが前提なんです。
食べす過ぎたり、飲み過ぎたりもしない。
だから私は経済学に人間らしさを取り入れる研究をしてきました。
それが"行動経済学"なんです。
経済学は、完璧な人間がベースとなって作られている。
引用元
未来世紀ジパング リチャードセイラー教授より
と言っているように、
人間性の部分を含むため、
僕達の生活にとても近いものである。
だから面白い。
なぜ、買うはずじゃなかった商品を買ってしまったのか?
なぜ、テレビショッピングの商品をついつい買ってしまうのか?
そんな身近な疑問を解決していけるのが、行動経済学の面白さなんだ。
行動経済学の身近な例
お葬式などで出される料理には
"松竹梅"という選択肢がある。
松←竹←梅の順で高くなっていく。
選ぶ心境としては、
松の場合、「高い」「見えをはっていると思われる」
梅の場合、「安い」「ケチっていると思われる」
そして竹の場合、「これを選んでおけば無難か」
となる。
このように、3択を作り出し、
「買う買わない」という選択肢から、
「どれを買うか?」という選択肢へ誘導する。
これが行動経済学を利用した販売戦略の例。
他にも、
スーパーがなぜ、右回りにできているか?
商品数が少ないのはなぜか?
など、様々な商業戦略がある。
(ここら辺は個人的に聞いて下さい)
行動経済学を通して見えてくるもの。
行動経済学を学んでいくと、日常にあるふとした疑問の解決や、商業戦略、子供の躾など様々な分野に精通してくる。
これは、行動経済学というものに、心理学もその性質上含まれるからではないか。
"人間性を取り入れる"というのは、結果的に人の心理を理解することと同義だ。
と僕は思っている。
行動経済学は、
経済学+心理学
モテる技術
統計学+心理学
勝てる就活方法
知識+想像力+心理学
のように、どの分野においても
"心理学"つまり"人間性"はとても重要な役割を持っている。
だからこそ、
"人間性"を無視した場合、ありとあらゆるものは崩壊の一途を辿っていく。
今回、番組を見てその見方を学べたことは、
とても有意義だった。
最後に。
行動経済学ついてもっと多く意見のやり取りができると、新たな発見も得られて、楽しめるのでは無いかとワクワクしている。
もし、その手の話をお持ちの場合は、
是非とも、twitterなどで話しかけていただきたい。
お待ちしています!
ではまた!