"視野が広い"と"視野が多い"の違い。
自分の視野が多少は広いのだと、
僕は最近まで勘違いをしていた。
全くもって勘違い。
お恥しい…( ̄▽ ̄;)
結論からいいますと、
僕は"視野が多かった"のです。
ううむ…視野の種類が違っていた…
視野が広いというのは、
一つの意識で、同時に広域の情報を得ることが出来る力。
他人の視野や価値観を含めて感じ取ることができ、それを自然に行える能力。
視野が多いというのは、
視野が広いと少し違って、視野はさほど広くはないが、いくつもの視点を持っていること。
同時に広域の情報は得られないが、各視野に視点を置くことで、細かく濃い情報を集められる。
時間はかかるが、それを繰り返せば広域をカバー出来る。
つまり、前者は瞬間的に広域の浅い情報を収集でき、
後者は時間を掛けて、狭く深い情報を集めて広域を網羅するというもの。
全くもって似て非なる能力でした。
視野が広い人は、瞬間的に物事を判断できる分、その場では評価されるし、できる人間に見えやすい。
ただ、時間が経つにつれてボロが出て、不満が増えてくるようになる。あくまで見ているのは浅い部分だけだから。
視野が多い人は、考えるのに時間がかかり、大抵の場合のろまだと言われて、使えないと判断される。
ただ、時間をかけられる場が用意されれば、存分に深く探り判断出来るので、その後の評価は圧倒的に高くなる。
事実、僕自身がそれを体験しているよ。
僕のことを浅くしか見ていない人の評価は、皆揃って「何も出来ない」「口だけだ」と言うけれど、
僕を深く知っている親友や大人の人からは、「お前、どこまで考えてんだよすげーな!」とか「どうしてそんなに分かりやすく説明できるの?」と言われることがよくある。
これを読んで、
「あ、そういう人もいるのか!」
って思ってくれるなら、
きっとあなたはいい人だと思います。
たぶん、頭もいい人だと思います。
人を「こうだ」と簡単に決めつけることは、
その時点で差別の側に立っている、
己の無知を知らない、最も愚かな人間になろうとしている事を知っていただきたい。
それが出来るだけでも、充分に凄い人になれますので!
どうか、
心の隅に留めておいてくださいね(^▽^)
ではまた!