変わった僕の、変なブログ。

僕の考えとかアイデアとか面白かった本とか新しい商品とか、覚えておきたい、残しておきたいものを書いてます。

「死」というもの。

 

最近、小林麻央さんが亡くなって

ニュースでよくやっていた。

 

彼女は、惜しまれた「死」であったと思う。

不謹慎ながら、まだ幸せな方だったんじゃないかとも思う。

 

僕の親戚の兄ちゃんは、結婚して2年目に胃癌で亡くなった。

30歳だった。

 

身近な人しか知らないし、騒がれもしない。

でも、同じ「死」だ。

 

毎日のように、電車に飛び込む人がいる。

これも同じ「死」だ。

 

どこかで殺されている人がいる。

これも同じ「死」だ。

 

知られているだけ、惜しまれるだけ、

その人の人生は充実していたのかもしれない。

 

誰にも知られなかった死は、なんて虚しいのだろうと

 

考えてしまう事さえ、

普通に生きている僕には図々しいのかもしれない。

 

ただ、僕はどうしようもない「死」は別として、

 

自ら死を選んでしまうようなものは、人の世にあってはならないと思う。

 

自殺してしまった人に、どんな想いがあったのか…

 

それがどうしても気になって仕方ない。

 

毎度毎度、SNSに書き込まれる自殺への誹謗中傷が腹立たしい。

 

「迷惑をかけるな勝手に死ね」

「最期まで人に迷惑をかけて楽しいのか?」

 

こんな書き込みばかりだ。

 

なぜ、自殺に至ってしまうのか。

その答えが、そこに出ているように僕には見える。

 

死にたくて自殺する人間は、多分いない。

「楽になりたい。助けて欲しい。」

それがきっと、届かなかった彼らの声だと思う。

 

死んだ人を誹謗中傷した所で変わらない。

何も変わらない。

 

そんな表面の事象に対して文句を言ったところで、それはただの憂さ晴らしだ。

 

それじゃ意味が無い。

今後も増え続ける。

 

死を選ぶに至る理由を、

その人が経験した苦渋を、

知るべきだ。

 

知って変えるべきだ。

 

社会に山ほどある小さな歪のしわ寄せが、

誰かに行ってしまっている。

 

誰かが、誰かの幸せの代わりに

ハズレくじを引いている。

 

 

考えて欲しい。

一人一人が考えて欲しい。

 

すぐ近くに、そんな人がいないか。

誰かにしわ寄せが行ってないか。

 

あなたがヒーローになってあげなきゃ。