変わった僕の、変なブログ。

僕の考えとかアイデアとか面白かった本とか新しい商品とか、覚えておきたい、残しておきたいものを書いてます。

芸人の濱田くんが見ている世界を考えてみる。

 

 

最近話題になっている盲目の芸人、

濱田くん。

彼の見ている世界はどんなものなのだろうか。

 

僕が想像で考えてみた。

 

 

濱田くんの見ている世界

 

色の概念

濱田くんが見ている世界は真っ黒なのだろう。

ただ、黒という色を認識しているかどうかも僕らには分からない。色の概念がない世界はどんなものなのだろうか?

何かを考える時に、そこに色があったりするのだろうか?

人の顔や、物や、光や、風や、様々なものがどんなイメージで認識されているのか気になってしまう。

 

イメージ

僕らは見たことがあるから、物を物と認識したり、人の顔の好みなどを区別できたりしている。

その概念がないと、一体どんなイメージを持って世界を見ているのだろうか?

彼の頭の中にいる人は、どんな形をしているのだろうか?

優しい人の印象や、怖い人の印象をどのように捉えて認識しているのだろうか?

ある番組で、

「濱田くんは人の顔が見えない分、その人の本質を見極められるんじゃないの?」と聞かれていて、その点についてもとても興味深い所だ。

出来ることならじっくりと話を聞いてみたいと思った。

 

代替機能の向上はあるのか

脳機能で、ある部分が衰えている代わりに、他の機能が人より優れている人がいる。

目が見えないというハンデは、他の機能の向上になりえているのだろうか?

ある映画で、盲目のヒーローが音の反響を聞き分けて、世界を見ているというものがあった。イルカのエコーロケーションのようなものだろう。

それと同様までは行かなくとも、似たようなことをできる人間はいるらしい。

ただ、濱田くんの場合、特別耳がいい訳では無いらしいので、もしかしたら他の部分に特化した能力があるのかもしれないし、

彼の話の上手さが、まさにその特化した能力なのかもしれない。

 

彼を通して見えるもの

 

未だに、テレビに出ている障害者の方は少ない。

扱いずらいというのもあるかもしれないが、そういう所に社会の余裕のなさを感じてしまう。

少し前に書いた、パラリンピックの記事にも似たようなことを書いていたりするけど、特別扱いし過ぎというか、そういう人達にも配慮できるような社会であってほしいと思う。

 

目に見えてわかる障害ならまだしも、そうじゃない障害は山ほどあるわけで、自分が正常だと思っていてもそうじゃない場合も多い。

障害者に寛容な国というのは、回り回って自分達を救うことになる。

 

人は誰しも完璧ではない。

どこか劣り、どこか優れている。

そこを見てあげなければいけない。

いい部分を評価してあげなければいけない。

 

濱田くんを通して、その事に気づいて欲しいと思ったのだ。