アニメは現代の最高芸術のひとつだ。
アニメが好きだ。
もちろん漫画も好きだし、映画も好きだ。
ただ今回はアニメのことを語りたい。
未だにアニメと言うと、少し偏見的な見方をする人間がいる。
まぁ仕方ない。価値観は色々だから。
親に「アニメは悪いものだ」と言い聞かされて育ったりしてるかもしれないし、
ニュースとかの情報に踊らされているのかもしれない。
でも、考えて欲しい。
考えることが出来るなら。
アニメひとつを作るのに、どれほどの労力と才能と時間が費やされているのかを。
誰かの妄想がありとあらゆる手間暇をかけて、人の心を動かすひとつの作品になっている。これを芸術と言わずなんと言うのだろうか。
僕らが見ているのは、誰かが思い描いた夢の世界。
この時代のこの文明に産まれたからこそ享受できる幸せだ。
このたかだか百年あまり。
星の時間にしてほんの一瞬。
ポっとついて消える程度の時の中で、偶然にも居合わせた。
僕はこの奇跡に感謝する。
と、前置きはさておき。
最近はDr.STONEというアニメにハマっている。
「よくぞこの作品を作ってくた!!」と言いたい。
ファンタジーかと思いきや、しっかりと学びのある物語。
このアニメを小さいうちに見ていたら、みんな理系に行くんじゃないか!?ってくらい科学を面白く学べる!
基本、僕はストーリーオタクというか、キャラクターや作画より、ストーリーにこだわって見ている。
今までに見てきたアニメは多分1000作品は越えていると思う。
その中でも、「感動」の種類は大抵限られる。悲しみ、喜び、達成感など。
Dr.STONEでは、達成感に属した「感動」を味わえるが、その感動の重みが凄い。
1から文明を作り上げていくストーリーの中で、「初めてこの発明を見た時、人々はどんな心境だったのだろうか…」と物思いに更けてしまう。
想像を伴う感動。
これは正直新体験だった。
僕らが今「文明」という巨人の肩の上にいて、そこから世界を見ているのだと改めて認識させてくれる。
文明を1から作り上げていくというストーリー。専門的な科学の知識、飽きさせないストーリー、キャラを魅せるための作画。
想像するだけで気が遠くなるような才能と努力で作られている作品だ。
本当に面白いので、気が向いたら1度読んでみて欲しい。
きっと今までにない”感動”を味わえる作品だと思う。
おわり。