変わった僕の、変なブログ。

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押してダメなら引いてみろと、物事における足し算引き算は似たようなことを言っている。

 

「押してダメなら引いてみろ。」

恋愛のテクニックみたいなものでよく聞くような気がするけど、僕の場合は扉の話だ。

 

押してダメなら引いてみろって、その通りというか、当たり前のことなんだけど、不思議とそれが「物事における足し引き」と置き換えられると分かってない人が増える。

 

例えば、和食のように「引き算の料理」の意味を分かってない人は多い。

「料理してるんだから色々と足している」と言われたことがあるけど、まさにそれは理解してない人の言葉だと思う。

 

料理における足し引きとは、食材の味をどう現すかという部分であって、単純な食材の足し引きとは違う。

和食と他の料理を比べた時に、和食以外の料理は、基本多くの食材の味を混ぜ合わせて高める事が当たり前だ。

でも、和食は食材を増やすのではなく、食材を少数に絞り、それをどう引き立てるかというところに重きを置く。

 

そのために、仕込みに時間をかけたり道具の手入れを惜しまない。全ては食材を引き立てる為に、雑味を無駄を省くということに特化しているから。

 

そんなふうに、物事における「足し引き」というのは、見方によっては引いていても足しているように見えたり、足していても実際は引いているというように見える。

 

それは”どの視点で見ているか”の違いなんだ。

 

最初に出した「押してダメなら引いてみろ」は、恋愛に例えると「行動を引く」をストレートに行っているように見えるが、視点を気持ちに当てると、相手の気持ちを引き立てるというある意味の「足し算」をしている。

 

色々な物事に当てはめて考えると、

少し違った発見やアイデアが見つかるかもしれない。

 

そして僕は今日も、引き戸を押して

「あれ?開かない」を繰り返す…